レコーディングの状況

「ポップソング」「沢山の女たち」はmixまで終わっていて、「エメラルドブルー」はレコーディングまでは終わっている。「どこに行けたら」と「いつの間にか暮れていくような」はボーカルだけ録っていない。「一人でもいればいい」はボーカルとコーラスとベース。「夜の向こうへ」はボーカルとベースとドラムがまだで。「荒れ狂う馬のように」はガイドギター以外はまだ録れていない。「2人が消えるまで」は録り直しをする予定だ。「どうしようもなくて」はエレキとボーカル、ベースにドラムがまだ。「傷つけた後で」は、ドラムとエレキとベース以外はまだだ。大体はエレキギターやアコースティックギター、それにコーラス等は録り終えている。ドラムとベース、それに自分のボーカルは録れていないのが多い。結局は、ドラムとボーカルのできに納得できていなかったのがレコーディングが伸びた要因だ。

アパートに引っ越したのに合わせて、DTM用の制作環境を整えてきた。MIDIパッドが一つ。MIDIキーボードが25鍵と61鍵が一つずつ。Native InstrumentsのMaschineにマルチ音源のKomplete 10 Ultimate、ソフトシンセはUVIのFalcon、ドラム音源はSoftubeのHeartbeatがある。mix用にはwavesのplug-inのbundleのHorizonに、この間買ったAbbey Road Reverb Platesがある。

そして何より大事なのはそれを扱う為の知識、技術、それにセンスだ。自分なりのものの見方というものは、何事も真に受けずに、反芻せずに、真似せずに、自分なりに落とし込んで、自分のものとしてそれを表現し、相対することによって培われる。それを培うことの為に一番時間を割いてきた。

他に欲しいものは、コンデンサーマイク、何か良いスネア、これだけあればもっと良いものが作れるだろうと思う。今でも十分に良い環境になってきたと思っている。後は動くだけだ。だから誰も聴いていなくても路上に弾き語りに行ったり、たとえ誰も聴かないのだとしてもレコーディングをしようとしたりしている。

今作りかかっている、この次のアルバム用の曲は、トムの「愛のメロディ−」と、自分の「誰も持っていないから」「泣いているのは」がこれまでとはまた違った感じである。更に今歌詞をずっとつけようと四苦八苦しているのは、今までで一番ポップな曲だし、他にも触っているのが数曲ある。しかし少な過ぎる。もっと曲を作り、アルバムを作らなくては。今の感情をもっと切実に、誠実に伝えることができるように、はっきりと切り取って、そしてそれには自分というものが、もっと抽象的に表現されていなければならない。誰かと同じであるところの自分の苦しみ。或いは喜び。それをもっと表出したい。生活。足を引っ張らずに、僕を引っ張っていけ。二人三脚の歩み。歩みはいつしかダンスへと変わって、リズムを合わせながら歌うことをしなくてはいけなくなった。生活。緩やかに歩むもの。もう引っ張られないでいる程には責任を果たしているはずだ。食事に、生活用品、請求書に、貯金通帳。そして世間の目と、職場の目。音楽はどこにもないから。自分の中に大事に抱え込んでおかなければならない。

Ken Matsudaレコーディングの状況