2017.9.27

仮定の話。仮定ばかりをして、物語を進めない。しかし世の中は仮定のことは何一つ起こっていない。実際に損なわれ、手遅れになって、一人一人のところに世代交代が訪れていく。ぼくのアパートの側の国道では、いつも多くの車が長い距離を駆けて来ては行っていく。彼らの目的地は、決まっているようで、どこにも決まっていない。そうであって欲しいと思っているだけ。ラジオかテレビかCDかを流しながら、肯定するでもなく、その歌の情緒になっていく。なっている。世の中は車の数だけ残酷に、素早く、費やされ、過ぎていく。最新式の、ページ捲り機。素早く捲くって。素早く薄れていこう。その場のおれ。

Ken Matsuda2017.9.27