2016.2.28

朝から仕事。何だか1日夢の中にいるようで、静かで、景色はボヤけていて、耳から入ってくる音は、現在の音なのか、過去からの音なのかわからず、何一つとして学ぶことのない一日として風景が広がっていた。DVDを借りてきて観ては、何だか身体のことを忘れようとしているようだった。大事なことから、離れよう、離れようとしている。体調は悪く。はっきりとしない鈍さが、どんよりとした何かが身体に潜み、視界を横切り、頭の中では警報が鳴り続けていた。この船は沈むと告げれば、誰もが我先にと逃げ出すだろう、と思っているであろうその警報を聴きながら、何となく見え透いた心の動きに、運命の身振りに対抗しようと、反対方向へと進む。何もないことの恐ろしさを、ありがたさに変換しないで味わってみた。辛い。辛さがさりげなく寄り添うのを、それを避けることなく掴んでみた。それは乾いた笑顔と心無い挨拶の応酬の中にある。誠実に対応しようとすると、忽ちギクシャクしてしまう関係。自分で考え、自分の責任において発言するということを考えもしない人たち。

Ken Matsuda2016.2.28