2016.2.27

この日記も書き始めてもう一年になる。一年間、一日も欠かさずに毎日分を書いてきた。読み返すだけで莫大な時間を消費するだろう。だから誰も読まないだろうもの。一種の建築物のようなものだと思っている。それは読むのではなく、触って、できればその中に入って、そこで生活してみて、その感覚を楽しむもの。そんなものでありたい。

一年を振り返るのは骨だ。何だか慌ただしく動いていた一年だった。何でも吸収しようとした。自分の成長を第一に考え、活動の成果は二の次にしていた。トムと夜話しをしたが、同じことを今年も続けていたらダメになっていただろうという考えだった。頭がおかしくなってしまっただろうという、何とも健全な感覚の話しだった。バンドとしては表面上は安定をして、中身はダメになっていった。凄さばかりを求めて、良さがなくなっていくという日本のバンドにありきたりな方向へと滑っていった。もっと成果を求めるべきだという声もあったが、寧ろ成長が足りなかったと言いたい。まともに話し合うこと以外で決めた決定事項は守られることはない。ただ波間を漂っていただけだった。

昼過ぎから歯医者の予約があり、それに合わせて用意をし、その前にらくだ書店で本を読もうとしていたけれど、押してしまい、結局紅茶を一杯も飲み切ることができなかった。歯医者の後、夕方から夜にかけての予定を考えていた。弾き語りに行くのもいい。どうしようか。そうしているうちに弾き語りに行くには遅くなり、結果散歩に行くことにした。外が寒かった為厚着をし、マフラーを巻いて、手袋をはめ、マスクをして、フードを被り、イヤホンでエレクトロを聴きながらそのリズムに合わせて自動的に身体が動いているような感覚で歩いていた。ポケットにはローマ皇帝の自省録を入れて、終着点としてマックでシェイクを飲んで、本を読んでから帰った。帰ってからデニーズに車で行き、そこでまた続きを読み。夜中になる前に帰った。

Ken Matsuda2016.2.27